ファインディング・ニモ 吹替   公式サイト

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ提供  ピクサー・アニメーション・スタジオ・フィルム

<監督・原案・脚本>アンドリュー・スタントン
<共同監督>リー・アンクリッチ
<製作総指揮>ジョン・ラセター

<声優>木梨憲武  室井滋 宮谷恵多 山路和弘  津田寛治  乃村健次 

うみみ おすすめ度 ★★★★★
もう…、さすが!!
さすがディズニー、さすがピクサー。
私は字幕版を先日見たので、2回目なんですね。
映画館で同じ映画を見るの初めてで、不安だったんですが、大丈夫でした。
吹替えを見るのもほとんど初めてで不安だったんですが、大丈夫、
というより吹替えのが面白い!!
吹替えってはずれの声優さんが多くて好きじゃなかったんですが、
ニモはみんな素敵でした。
だとすると、字幕みたいに文字追わなくていいから絵を楽しめるし。
CGですが、いや、だからか、海がすごく綺麗です。
ニモとニモのお父さんがそれぞれ頑張るので、はらはらどきどきがいっぱいです。
もちろん泣けますし。笑いもたくさん。
それと、いつものように本編の前にショートストーリーがあるんですが、
それがかなり印象に残ってます。
次回作の予告もありましたよ。
スタッフロールも楽しめるようになってます。
なんか、ザッツエンターテイメント!って感じでした。

510 おすすめ度 ★★★★★★
愛するってどういうことか考えさせられた作品。
好きだから、可愛いから、狭いガラスの水槽の中に入れちゃう。
それは矛盾に満ちた人間のエゴでしかない。

そういう意味ではニモの父マーリンもそうであった。
彼は独り息子のニモが可愛くて可愛くってしかたがない。
過剰に愛情を注ぎ、過剰に心配する。病的だ。
父親的というより、母親的だ。
確かにニモ誕生の経緯を考えれば父マーリンがそうなるのも仕方がない。

可愛い、心配だといって愛する者を縛りつけようとする矛盾、
人間の持つ自己矛盾それこそが大きなテーマにある。

そのニモ父マーリンと対照的に描かれているのがナンヨウハギ?のドリー。
彼女は忘れっぽい性格。それこそ数分前のことは忘れてしまう。
ある意味こちらも病的ではあるが、言い換えれば常に前向きなのである。
心配し、後悔するニモ父とは対照的だ。
しかし、一切後悔することなく刹那的なドリーは孤独で悲しい。

そんな相反する性格の二人(二魚?)が旅の中で
本当に愛するということとは何かを教えてくれる。

本当に愛しているのなら、
あえて、その腕から離してやることも必要なのかもしれない。
鳥は大空を飛ぶもので、魚は大海を泳ぐものなのだ。
そして、愛するということは、決してともにいるということだけではない。
たとえ離れても、互いを信じて生きる、それも愛なのだろう。

愛する人を拘束したいという気持ちはわかる。
が、愛しているならば、愛する人が自由に泳げるように羽ばたけるように
大きな器を持った人間になりたい。
大空のように大海のように。

んで、自分を振り返ってみると、
嫉妬深くて心配性。
ひとりぼっちは大嫌いなくせに
ええかっこしいだからそんな気配を隠そう隠そうとして大人ぶる。
エゴじゃん!
でもそんな自分がちょっぴり好きだったりもする。
ナルじゃん!

もっと素直になろう。
がんばれ俺!

んで、評価とか。

泣ける話だという情報を得ると、構えて泣けなくなっちゃうもんなんですが、
見事に泣きました。☆☆☆☆☆☆Limit Break♪
まだ見てない人、見ましょう。

内容はむしろ大人向きかな。
潜水艦や機雷のシーンでは大平洋の激戦の跡を物語っています。
これも人間のエゴの象徴として描かれてるかな?

話の中でペリカンが「僕たちは生きるためにだけ魚を食べるんだ」と語るシーンがでてきます。
「魚は友達!もう食うまい」との誓いを立てたサメはドリーの流した鼻血の匂い を嗅いで本能的にニモとドリーを食べちゃおうとするシーンもでてきます。
生きるために必要なことや本能的なことをしっかり描いているところが
その他のつまらない子供向けのお話と一線を画していてよかった。

映画の影響で熱帯性海水魚が乱獲されていて問題になっているそうです。
カクレクマノミを欲しがる人が増えて数が減ったらしいです。
第二、第三のニモを生み出しているのは間違い無い。
可愛いから、美しいからといって、水槽を眺める人々を僕は否定しません。
でも、少なくとも僕はむやみに魚を拘束することはすまいと思いました。